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教材集(テキスト・教科書・教則)

あかい紅葉教材集

目次


三味線の定期稽古」にご入会の方は1〜3がご利用いただけます。


和の発声法 定期稽古」にご入会の方は3〜5がご利用いただけます。


短期稽古」の方はテーマに応じて1〜7のいずれかを配布します。


三味線


毎月の通信


和の発声法


上級者向け

(1)三味線の教本

三味線の教本

冊子の内容は199ページです。A4白黒。
23年8月改訂版 5刷目です。
動画も多数掲載しています。


「ジャンルに関係ない総合的な本が欲しい」「独学を補完できる本が欲しい」

「深い内容の本が欲しい」こんな声に答えて作成したのが本書です。

この三味線教本はこんな方を想定して書かれています。

(1)三味線初心者の方

(2)独学で三味線を習得したい方

(3)流派や会派のジャンルに関係なく演奏したい方

(4)中上級者が一歩 壁を突破したい方

(5)芸事の哲学を知りたい方

(6)三味線の習得を通じて東洋思想に触れたい方


内容は動画と連動しています ので、単なる教則本に比べて習得しやすいように工夫しています。
初心者であれば三味線を用いてメロディーは奏でることはできるようになるでしょう。
中上級者以上の方であれば、様々な面で「再入門書」として利用できるはずです。
技法の先に興味がある方は、三味線本来の奥の深さを知ることで心震えるかもしれません。

 

しかし、三味線は「口伝/見習う」が原則です。

本のみで芸事が完成することは不可能です。それが原則であることを前提に

本書を活用すれば、ご自身の稽古の補完となることでしょう。

 

第1章.三味線の基礎知識

 ◆ 東洋楽器と西洋音楽の違い、純邦楽の特徴
 ◆ 三味線の音色の良さは「音色の複雑さ」
 ◆ 歴史
 ◆ 演奏ジャンル
 ◆ 三味線の構成
 ◆ 独学が難しい理由
 ◆ 教室の選び方

 

第2章.三味線の選び方

 ◆ 各部位の名前
 ◆ 種類と従来の用途
 ◆ グレード
 ◆ 棹の材質の選び方
 ◆ 撥、駒、糸
 ◆ 付属品
 ◆ 三味線の皮
 ◆ 三味線の音色
 ◆ 購入先を選ぶ

 

第3章.三味線のメンテナンス

 ◆ メンテナンス概要
 ◆ 日々の手入れ、保管
 ◆ 糸の替え方
 ◆ 三味線の故障事例
 ◆ 自分でできるちょっとしたメンテナンス
 ◆ 三味線の迷信

 

第4章.三味線の基礎

 ◆ 上達のポイント
 ◆ 三味線は使わない日常的な訓練
 ◆ 三味線のセッティング
 ◆ 調弦の概要
 ◆ 演奏の準備
 ◆ 糸の押さえ方(左手)
 ◆ 撥
 ◆ 音を出す基本動作
 ◆ 楽譜の読み方
 ◆ 口三味線
 ◆ 三味線の分解方法
 ◆ 呼吸

 

第5章.曲の演奏

 ◆ 録音機材
 ◆ 拍子の練習
 ◆ 音をだす練習
 ◆ ウツ
 ◆ スクウ
 ◆ ハジキ
 ◆ 第一歩はメロディーから
 ◆ 曲を独学で演奏する方法
 ◆ 簡単な曲を弾いてみよう
   ・民謡 ソーラン節
   ・出囃子 老松風
   ・津軽三味線 新じょんがら
   ・端唄 梅は咲いたか
   ・長唄 松の緑
   ・小唄 十日町小唄
   ・古謡 お江戸日本橋
 ◆ 消音グッズについて
 ◆ 見た目に関して
 ◆ 楽譜の起こし方

 

第6章.応用技法

 ◆ アレンジ奏法
 ◆ 簡単な作曲と簡単な即興
 ◆ 他の楽器との相性
 ◆ 本格的な自己表現

 

第7章.三味線の奥深さ

第8章.稽古の思想


動画事例(サンプル) このような動画が多数あります。

【掲載動画】

糸の替え方、糸を替える時期、糸を伸ばす(しごく)、左指訓練1、左指訓練2、右手訓練、駒の位置、音緒、三味線の皮、天神カバー、調弦の仕方、調弦の種類、調子笛、チューナー、糸巻きの使い方、構え方、構え方 足、姿勢 猫背、重心について、呼吸、呼吸と姿勢、止息、さわり、左手の糸の押さえ方、左手親指の位置、左手親指の動き方、左手中指を使う場所、左手薬指、左の肘について、左手訓練、糸道、揺らしながら弾く、撥の持ち方、小唄撥、ウツ、スクウ、ハジク、ウツ、撥のウツ位置、右の肘について、右腕の置き方、スクイ、スクイ引っかかり、コスリ、基礎練習(参考)、ハジキの基本動作、ハジキ、オトシ撥、うち指、けし指、右手と左手のバランス、スリ、手前から押さえる、カスメ撥、タタキ撥、ツメビキ、コカシ撥、ウラ撥、カケ撥、ウラハジキ、ウチデ、コキ、ツメオサエ、ハズシオサエ、チリチリ、撥付け、撥付けのジャク、目線、口三味線、拍子、拍子、弦を弾く練習、撥の動かし方(ウツ)、撥 初心者注意点、糸を順番にウツ、和音の練習、リズムをかえてウツ、スクイ、基礎練習(参考)、ハジキ、ウツ、スクウ、ハジク、@一の糸、@一と二の糸、@三の糸、A1の糸、A2の糸、A3の糸、A3の糸 高音、Bカエルのうたでスクイの練習、ソーラン節、出囃子、新じょんがら、梅は咲いたか、松の緑、十日町小唄、お江戸日本橋、糸をしごく、ウツ、スクウの基礎練習、いちのつぼ、指すりがあたるときの対処、左手の動かすタイミング、駒の高さ、種類、服装、舞台のマナー、撥皮、胴掛け 他      

(2)三味線に慣れるために(冊子)

あかい紅葉教材集

「三味線の教本がレベルが高すぎる!」というご意見を多数いただきましたので、本当に初歩的にな冊子を製作しました。

タイトルの通り"慣れる"ことが目的です。

カラー8ページ 動画と連動しているので学びやすいです。

・三味線が届いたら

・駒の付け方

・調弦の方法

・座り方、構え方

・指すりの付け方

・指で弦を弾く

・ツボ:ドレミファソラシド

・曲を弾いてみる

・撥の持ち方

・撥の動かし方 ウツ

・撥の動かし方 スクウ

・ウツ+スクウ+ツボ

(3)毎月発行 もみじ通信

あかい紅葉教材集

毎月発行しているもみじ通信。

 

通称「もみつー」

 

現在150号をこえています。

 

第1号から丁寧にファイリングして読み返してくれている生徒さんもいます。

基本的には内輪の情報と内輪だからできる深い話も掲載しています。

バックナンバー

(4)和の発声法〜概要編〜(冊子)

和の発声法の概要を知りたいというご要望が多いため、本冊子(12頁)+旧冊子(12頁)と解説音声50分+40分を2,200円でお分します(配送可能)。和の発声法のお試しの位置付けでご利用ください。ご希望の方はメール(info@shamisen.ne.jp)までお問い合わせください。
あかい紅葉 和の発声法を解説する概要編の冊子

入会された方に配布しております。

【新2023年発行】A4 12頁

・日本人なのに日本の発声を知らない
・日本の発声が失われた理由
・和の発声と近代発声の比較
・喉を鍛えてはいけない
・ボイストレーニングと和の発声
・技術だけで変えられることは20〜30%
・発声の基本と仕組み
・一般的な発声と和の発声の違い
・稽古一例「後ろに響かせる」
・稽古一例「ロウソクを利用した稽古」


【旧版2020年発行】A4 12頁

1.伝統芸能と発声の基礎知識

(0) 「明治維新」「録音機」「戦後教育」
(1) 「歌:うた」「声:こえ」の語源
(2) 現代日本人の発声
(3) 日本古来の美意識
(4) 日本古来の音楽の特徴
(5) 「芸能」と「パフォーマンス」の違い
(6) 「口伝」「型」と「テクニック」の違い
(7) 「聴こえる」ことが第一歩
(8) 日本の音を聴く
(9) 身体と神経と発声
(10) まとめ 「和の発声」と「近代の発声」

 

2.和の発声法 稽古紹介

・声を出す方向
・重心をかける位置
・呼吸
・響かせる位置
・身体に響かせる
・聴く訓練

(5)和の発声法 (教本)

あかい紅葉 和の発声法の教科書

A4 208頁 動画とも連動してるので学びやすい

日本古来の発声法を誰も教えてくれない」 こんな声をよくいただいていました。

日本の芸事は「口伝/見習う」が基本。学ぶとは「まねぶ」こと。

師匠の芸を見て聴いてマネて習得する。

「口伝」 その手法自体は本来、奥が深い日本人に合った大切な手法なのですが、
「口伝」 には難点があります。それは「知識」の優先順位を下げる点です。

芸事において「知識を習得すること」は「技術を磨くこと」と同じくらい大切ですが、
現在、日本古来の芸事の多くが、「知識」が不足していることにより、
何が本質なのか、何が日本独自のものだったのかがわからなくなってきています。
このため、日本古来の芸事に取り組む多くの人が「日本古来の発声がわからない」という状態になっているため、多くが「中途半端な西洋発声」 「スポーツのような競技発声」 や 「エンタメに合わせた発声」になっています。

本書の意義は主に「知識の習得」にあります

発声をテクニック化し、日本古来っぽい発声を身につけることを推奨する本ではありません。

ご存知のように、知識のみで発声や芸事を習得することはほとんど不可能です。

芸事の習得は今でも もちろん、尊敬できる師匠のもとで「口伝/見習う」が原則です。
それが原則であることを前提に本書を活用すれば、ご自身の稽古の補完となることでしょう。

本章を通じて、伝統芸能や芸術を学ぶことの奥の深さにふれ、ご自身の新たな可能性に繋げていただけると幸いです。

内容 A4 208頁  

第1章.前提知識

・歌の語源
・現代の日本人の発声
・日本の美意識
・日本文化の母型
・古来の言葉の意味
・聴く
・身体と神経と発声
・身心一如
・稽古の思想
・自己表現 等

第2章.和の発声法

・喉を鍛えてはいけない
・西洋と東洋のアプローチ
・声をだすとより「聴く」
・発声の目標
・発声の基本・仕組み
・声を出す方向
・ロウソクを利用
・重心
・呼吸法
・響かせる位置 等

(6)三味線の教本2

三味線教科書2 続編

冊子の内容は214ページです。A4白黒。

11,000円(送料込み) 上級者向けの内容。

目次

第1章.三味線再入門
・演奏者の成長とは
・心に響く演奏とは
・間で聴かせるとは
・音色の聴き分け方
・学び方は進化している
・痛めないために
・自然の音と三味線
・鳴ると響くの違い
・自分の音色
・音色の基本
・音色の美意識
・上級者編 選び方 等
第2章.講演・合同稽古集
・三味線と西洋楽器の違い
・生きている音色と生命力のある演奏
・テクニックでは改善しない大切なこと
・才能とは何か(合同稽古資料) 等
第3章.伝統芸能の小道
・2018〜23年の通信のアーカイブ

(7)合同稽古の総集編

当教室では年に数回、合同稽古(ワークショップ)を行っております。

10年以上継続しているのですが、その内容をまとめ、録音しております。

ご興味がある方はお声かけください