三味線・唄教室 あかい紅葉 > 日本人のための和の発声法、ボイス、ボーカルトレーニング

和の発声法とは

動画:和の発声法 概要(ワークショップの一部紹介)

(1)日本人には日本人の発声がある〜西洋発声と和の発声の違い〜

(2)喉を鍛えてはいけない〜喉、身体、呼吸について〜

(3)身体を整えることが大切〜喉ではなく足腰が大切〜

日本人のための和の発声法(目次)


  • "喉"を鍛えてはいけない
  • よくある声の悩み
  • 今の日本人は中途半端な"西洋発声"
  • ボイストレーニングと和の発声
  • 日本人に合った発声法
  • まずは"聴こえる"ことが大切
  • まとめ
  • 稽古ご希望の方
  • 当教室はこのようなことはありません
  • 生徒さんの声
  • 体験稽古
  • ロウソクの火を利用した稽古 声を飛ばす方向と骨盤
  • "喉"を鍛えてはいけない

    声を改善したいときに
    声が出る部位("喉や声帯"を含めた"口周り")を鍛えてはいけません。


    "鍛える"という字は「鉄などの金属を熱し、打って強くする」という意味です。


    自分の"声が出る部位"にそんな仕打ちをしないでください。
    そんなことをするといつか自分に跳ね返ってきます。


    昔の日本人には体のある部分だけを鍛える(筋トレ含む)という発想はありませんでした。

    まず「"喉"を鍛えてはいけない」ということをおさえてください。

    よく有る声のお悩み

    日本人の多くの方は義務教育で"西洋式の発声"を学びます。これが無自覚に身についています。
    それにより以下のようなお悩みを持つ方がいらっしゃいます。


    【自己表現のシーンで】
    ・練習すればするほど喉をいためてまう。
    ・自分ではもう少しうまく歌がうたえると思うのですが、何かしっくりしない。
    ・歌声が小さい。声が出ない。
    ・いざとなると緊張してうまく歌えない。
    ・いくら練習しても、誰も振り向いてくれない。他者を感化できない。
    ・スクールに通っているのに、あまり改善できない。
    ・日本伝統の歌い方を知りたいが、教えてくれる人がいない。

    【自己アピールのシーンで】
    ・プレゼンの内容は悪くないのに、反応がイマイチ悪い。声のせいなのでしょうか。
    ・人前になると、声がうわずってしまう。
    ・自分がが思っているより、私の声は他者に届いていない。
    ・同じ内容をしゃべっても、Aさんのは声やしゃべり方が良い人は、他者の受けが良い。

    今の日本人は中途半端な"西洋発声"

     声の悩みの多くは、知らず知らずの内に、
    「西洋式の発声をしているから」かもしれません。


     私達は通常の生活をしていると義務教育や西洋音楽を通じて、西洋式の発声を学んでしまいます。
     自分がどんな発声方法をしているか知らない方も多いでしょう。

     田中こず恵は30年以上、日本の発声法の研究に取り組んできました。
     また、様々な方の唄や発声の指導をしているうちにわかってきた事があります。


     間違った発声法で努力しても、成果は上がりません。
     日本人には日本人の発声法があります。

    ボイストレーニングと和の発声

     一般的(主に西洋式)な発声法と和の発声法の違いはまとめると以下です。
     もちろん西洋式にも素晴らしい点があります。
     日本人の本来の発声を知らず、西洋式の発声が唯一だと考えているところに問題が生じます。

     ボイストレーニングと和の発声法の違いを表に表す

    日本人に合った発声法

    ボイストレーニングのように"喉"を鍛えてはいけません。おおよそ逆効果です。


    和の発声法では日本古来の方法で"身体を整えます"。


    これにより無理なく声の改善ができます。


    それは"日本人に合った発声法"なのです。

    まずは聴こえることが大切

     

    「人は聴こえる音しか表現することができません」 

    これは当たり前すぎて見過ごされています。

     

    これを真に理解し、体得できると明らかな発声の改善があります。

    また、楽器の演奏のみならず日常生活にも大きな変化があります。

     

    「声を出す」以前に最も大切なことは「聴くこと」です。

    まとめ

    お伝えしたいことはまだまだありますが、いったんまとめます。


    ボイストレーニングのように"喉"を鍛えるのではなく、和の発声法では人間の全身にアプローチします。


    「いつの間にか変化している」という感想が多いです。


    和の発声=日本古来の発声と定義したとき、日本の近代の一般的な発声と比較します。

     

    「日本の近代発声」 

    ・西洋発声がベース

    ・テクニック

    ・心と体は分離していることが前提 = 心身二元論(デカルト)

    ・「非ノイズ性」:自然には存在しない人工的な楽音で音楽を構築する

    ・「普遍性」  :誰が発声しても同じ音色になること、五線譜でいつでもどこでも同じ響きを再現できること

    ・みんなと同じ声、社会的役割の声

     

    音が生じるその場にいる人々の「生」の痕跡が排除される傾向。

    つまり、音楽を受けとめる感覚や身体は、理性によって制御されるべきもの とする。

    → その究極として登場したのが「コンピュータの音楽」

     

    「和の発声」

    ・日本古来の発声がベース

    ・口伝、型

    ・心と体は一つであることが前提 = 心身一如

    ・意図的に雑味(ノイズ)を入れる : 「音楽」と「モノ(自然)」が分離していない

    ・特殊性 : 自分の声を発すること もしくは 芸能に求められる声を発すること

    ・自分を通過する声、交信手段としての声

     

    これをベースして、基本を身に付けることで、

    各種芸能の特殊性を、師より「口伝」「型」を通じて習得する。


    稽古ご希望の方

     ・発声にお悩みの方(理由は問いません)
     ・歌がうまくなりたい方(現代音楽や西洋音楽含む)
     ・音楽の先生・講師、プロの音楽家方、劇団員の方
     ・僧侶などの伝統の発声が必要な方
     ・熱心に趣味に取り組まれている方
     ・発声が重要な職業に就かれている方(経営者、ビジネスパーソン、コンサルタント、販売員等)

     男女、年齢は問いません。

     【対象外】
     ・治療行為をお求めの方

     初心者の方で日本の古曲や日本の唄を楽しんで習得したい方は
     通常の三味線、唄教室の稽古をお申し込みください「こちら


    教材と稽古

    教本「和の発声法」

    教本 和の発声法

    定期稽古に入会された方、短期稽古申し込みの方にお配りしています。

    教本詳細

    当教室はこのようなことはありません

     当教室では日本の伝統に30年間携わり、多数の講師経験がある田中こず恵が直接指導します。
     このため以下のようなことは当教室にはありません。

    【一般的なボイストレーニング教室に対するお悩み】
    ×講師が若く、経験豊かな指導をしてもらえるか心配
    ×どこの教室も内容がにていて、違いがわからない
    ×体育会系のノリで根性を求められる
    ×表現の奥の深さを教えてもらえない
    当教室はこのようなことはありません。

    生徒さんの声

    「内容が深く、ビックリの連続でした」

    「もっと早く知っておけば。できれば、若い頃に知っておきたかったです」
     
    「今まで声楽で教わっていた半分くらいのことが、日本人である私の身体には合っていないことがよく分かりました」

    「なぜ、私は声が小さいのか。それはただの特徴だとおもっていたのですが、
     ある過去の体験が理由だとはおもいもよりませんでした」

    「声と身心がつながっているとは本当にビックリです」

    お問い合わせ 和の発声の体験稽古

    和の発声の体験について

    数ヶ月ぶりに体験稽古の募集をします。お気軽にお申し込みください。

    体験稽古は1回30分3,000円です。

    お問い合わせ >

    下記をご記入の上、タイトルに「和の発声法 体験レッスン希望」と添えてinfo@shamisen.ne.jpへメールするか
    FAX(0566-91-7535)してください。

    体験レッスンのお知らせ時に詳しい住所をご案内いたします。


    ■ ご氏名
    ■ 住所
    ■ 電話番号
    ■ 年齢
    ■ 改善したい点(発声を大きくしたい、楽に声を出せるようにしたい、喉を痛める原因を知りたい、日本の歌い方を知りたい・・・など)
    ■ ご希望の教室 刈谷 or 安城 or 名古屋 or 北名古屋市(名古屋芸大) or オンライン
    ■ ご希望の稽古「定期稽古 和の発声法」or「和の発声法 入門編 6ヶ月」or「和の発声法 経験者編 12ヶ月」
    ■ 体験稽古の希望日(第3希望まで教えてください)
    ※ご連絡いただいた際には、必ずメールにて返信させていただいておりますが、yahooやhotmailなどのアドレスをご利用の場合、 送信はできていても受信ができていないケースが稀にあります。3日経過しても連絡がない場合は、お手数ですが再度ご連絡ください。

    ※個人レッスン稽古受付時間
     安城、刈谷は9-19時です。名古屋は原則13ー21時です。北名古屋は第一日曜日。


    参考動画:ロウソクの火を利用した稽古 声を飛ばす方向と骨盤(教則動画)

    00:00 和の発声法 実演(ロウソクの火が揺れるか)
    00:42 日本古来のロウソクの火を利用した稽古の注意点
    01:12 声を飛ばす方向 前に飛ばすのは西洋人、日本人は後ろで響かせる
    04:29 稽古の一例 骨盤と声
    05:20 骨盤の角度も大切 母音と骨盤。


    三味線,教室,愛知,三河,尾張,安城市,刈谷市,岡崎市,豊田市,大府市,名古屋市,高浜市,東海市,豊明市,碧南市,みよし市/三味線・唄教室『あかい紅葉』は「初心者でも安心して始められるサポート」をご用意しております。また、腕試しの機会や生徒さん同士の絆や思い出作りをお手伝いします。民謡、小唄、端唄、長唄、落語出囃子、子守唄、津軽三味線、都々逸、古謡、古曲、ポップス、アレンジ、即興、作曲、和の発声法。気軽に体験レッスンへお越しください。