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(38)岡山県のお座敷で使用されていた大正時代の三味線 下津井節(細棹紫檀)


「完成してみないと、どんな音色になるかわからなかった」 

この修復の正直な感想です。



一つ一つの三味線には "具わっている道" のようなものがあります。


製作者としては "それ" を道しるべにモノとの対話を積み重ねる。


そうすると "偶然と必然のゆらぎ" が立ち現れる。


この現象は経験を深く積み重ねた奏者ほど深く共感いただけます。



なぜこの三味線にご縁があったのか。

依頼者に "それ" がわかる日がおとずれることを楽しみにしています。


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