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(32)自分といえば三味線という自信ができた(細棹短棹紅木)

細棹短棹紅木という一年に一丁出せるかどうかという珍しい三味線。

 

初心者だった若き彼は相性の良さにびっくりしていました。

 

彼は順調に三味線を続け「自分といえば三味線」という自信ができています。

 

奏者へインタビュー(20代 男性)

 

・人生の変化について

 

演奏先や職場で人前で演奏するようになって自分に自信がつきました。

 

あまり人前で喋ったり話したり、全員の視線が自分にあるまることはそう多くはないので、

そういった場面が増えたことで、自分に自信がついたと思います。

 

・日々の暮らしの中で三味線とは

 

今は無心になれる時間なのだと思います。

 

自分の場合は曲を覚える時も、流れを大切にしていて、

日常とは全く違う音楽に向き合っている時間は

他のことを忘れられる時間 無心になれる時間。

 

また、知っている曲を演奏する時は、他の楽器と違うところは振動が自分に伝わってくる

というところで、その振動を自分の中で聴いているうちに、無心というか無意識で

音を楽しんでいるという気持ちになります。

 

・三味線の良さとは

私は振動が一番好きです。

部屋に反響した音であったり、それこそ弦の揺れる音、振動が体に伝わって、

自分の体の中で音が増幅して、実際にはそんなことはないのだけど、

精神的なものと一体化して、音としては出ているのではないかと思います。

 

・トランスという感じですか

トランスという感じは弾いていてあります。

もちろん人に聞いてもらうことも大事ですが、

自分の中で満足できるものなのかどうか。

自分が音を奏ででているという気持ちになります。

 

・今後

自分が弾きたい歌をどんどん作っていって、ストックしたい。

いろんなところで演奏する場が生まれてた時に聞いてくれる人たちに応じて

演奏する曲を選べると、喜んでもらえると曲になると思います。

月2回の稽古を楽しみにしています。

続けることは得意ではありませんでしたが、自分が楽しくて成長できることが

3年も続けられている理由だと思います。

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